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2005年12月29日

進学高校の英語の授業

高校入学後、英語の先生から指示された予習の方法は、こうである。
「教科書の英文を2行おきに、ノートに書き写す。英文の下に日本語訳を書く。」

私は、この方法を高校3年間はもちろんのこと、大学でスペイン語を専攻し始めたときも続けていた。日本語訳を書くために、当然、必要となるのが辞書を引くという作業である。これに、どれだけ時間がかかったことか。教科書の内容は、中学のレベルとは雲泥の差であった。簡単に言えば、英検3級にどうにかこうにか合格したばかりのものに、英検2級のレベルを与えて、「とりあえず、自分で読んできなさい」というわけである。

授業中は、バンバン当てられるので予習は必須。予習に時間がかかり、復習があまりできない。どんどん未消化のまま、詰め込んでいく。そんな状態だった。

一つの文の中に未知の単語がいくつも出てくると、文脈から意味を推測することは不可能だ。何度も辞書を引くから時間がかかる。辞書を引いたところで、構文を知らないから、結局、文の意味はわからない。

日本語になりにくい抽象名詞や、無生物主語の文が出てきて、むりやりワケのわからない日本語訳をひねりだし、ノートに書く。とりあえず、綺麗にノートに書いたら、それだけで、結構、勉強したような気になって満足する。この繰り返し。おまけに、音声などないから、自分なりに読んだカタカナ発音でインプットしていったわけである。

辞書を早く引けるようになったとはいえ、そこに至るまでにかかった時間、しんどさ、それを思うと非効率な勉強法と言わざるを得ない。

辞書を食べて」英語を覚えた世代の方には、甘えていると思われるかもしれないが、これだけ、CD付きの単語集、熟語集、表現をまとめた本がたくさんウ販売されている時代である。ある程度、単語力の底上げをしてしまうまでは、辞書を使うよりも、こういった教材を使って、単語や熟語をインプットしてしまう方が効率が良いと思う。

★この方法の短所

辞書を引くことばかりに時間がかかり、文脈から単語の意味を推測する練習ができない。
文章と辞書の意味を綺麗に書き写しただけで、頭にインプットできていなくても、勉強した気になって満足してしまう。

★修正方法

英文を書き写すときは、「ノートに1回綺麗に」より「綺麗じゃなくても、何度も、文章を読み上げながら、書きなぐるとよい。大事なのは、ノートに書き取ることじゃなくて、脳みそにインプットすることだから。

中学校 (2)~公立中学の先生の授業

中学校で最初に教えてくださったのは、教職3年目ぐらいの若い男の先生。

ホクロが多いのがトレードマーク(?)だったが、今で言う「ジャニーズ系」っぽい顔立ちで、生徒に人気があった。ただし、シアトルから日系アメリカ人の先生が来られた時、どぎまぎした様子だったことからも、「綺麗な発音で英語をぺらぺら話せる」というワケではなかったようである。

でも、英語をスタートしたこの時期に、この先生に教えていただいた事を感謝している。当時流行っていたゴダイゴのbeautiful nameを授業に取り入れたり、
ir, er ur の音は、馬場選手のように発音すると説明するなど(分かる人には分かる?)工夫が見られたし、an apple とか in a box を発音する時は n とaを連結させるなど発音のことも、does や did の疑問文の作り方も、わかりやすく説明されていた。
2年生の時は、この先生が担任だったので、クラス対抗コーラス大会でMy Wayを英語で歌ったりして、多いに盛り上がった。

大学生になって家庭教師をした時、同じように説明してあげたら、「英語は大嫌い」と言っていた中学1年生が数ヶ月後にはクラスで1番になり、「英語大好き」というようになったぐらいである。私の教え方が良かったという意味ではない。本当に、中学校のあの先生の説明を思い出してやっていただけである。

初心者レベルに上手に教えられるか否かは、本人の英語レベルとは関係ないと思う。「自分はできるんだ」って感じで、綺麗な英語でまくしたてたところで、生徒の側が理解していなければ、意味がないの。

最近は小学校でも英語を導入している学校が増えてきている。小学校であれ、中学校であれ、ほとんどの生徒にとっては、それが英語との初めての出会い。その後の英語人生に重要なインパクトを与えることは間違いない。

公立小学校、中学校の先生、頑張ってくださいね!!

中学校 (1)~顔の断面図との遭遇

中学校への入学を控えた3月、塾に入った。

その塾は、当時、地元では中学受験で有名だったのだが、小学生にして
「世の中は、男と女で成り立っているのに女しかいない私学は不自然である」
という持論を持っていた私は、中学受験には興味を持たず、中学校より入塾。

そこで遭遇したのが「顔の断面図」。
「舌を歯の裏につけろ」「舌を丸めろ」などと説明するために使われるアノ図である。
おまけに、変な形のアルファベット達。(発音記号のことです(^^;))

あいさつの表現だの、This is ~だのをやる前に、発音記号と断面図、その音を含む単語が羅列された本を渡され、発音記号の説明が始められたわけである。

やる気満々だった私は、授業中、図を見ながら口真似していたが、はっきり言って全然分かっていなかった。だいたい、今思えば、先生の発音だって正確な英語の発音じゃなかったし。

今はこんなこと されていないんことを願う。


★この方法の短所

発音記号は、小学校や中学校で英語に初めて触れる者に、いきなり与えるものではない。英語の音を聞きなれてもいない耳、ローマ字しか見てきていない目にいきなり発音記号、断面図、英単語を見せ、本物ではない英語の音を聞かせるのは、負担が多すぎる。


★この方法の長所

「発音記号から導入する」ことにメリットはないと思う。

しかし、発音記号を学ぶこと自体は否定しない。

きちんと読めれば、一生の宝物だとさえ思う。音声付教材がなくても、ネイティブがいなくても、辞書一つで正確な発音を知ることができる。英語だけでなく、他の外国語を学ぶ時にも使える。

大人の微妙な音の違いを聞き取れない耳を矯正するには、スペル、発音記号を確認しながら音を聞いて、正しい音をインプットしていく作業は有効だ。


★この方法の修正方法

導入期は、まず、英語の音に慣れさせること。発声の仕方の理屈は後回しでいい。

音にある程度慣れて、文字もちょっと見慣れたら、発音記号の前にお薦めしたいのは、フォニックス読みである。各文字(または複数文字の組み合わせ)と音の関連を学ぶためのもので、英語圏の子供達が文字を学ぶ時に使われるものだ。この知識がると、例外もあるとはいえ、大抵の単語は、辞書で発音記号を確認しなくても、なんとなく正しく発音できるようになる。

小学校時代~ママのカタカナ英語

「小学校時代」なんて書くと、「ほら。やっぱり小さい時からやってるから、できるようになったんでしょ。」という声が返ってきそうだが、とんでもない。

私が、英語の勉強を始めたのは、日本人の大半の方々と同様、中学1年生からである。

今のように子供の英語教室だの、小さい子向けの英語教材が溢れかえっているような状況ではなかった。お友達の中にも、英語教室に通っている子はいなかった。当時(1970年代)、まだまだお稽古事の主流は、お習字、そろばん。その次にはピアノが相場だった。あとは、中学受験または学校の補習のための学習塾。私が通っていたのも、ピアノとお絵かき教室という芸術系であった。

そういった環境で、私にとっての英語とは、母が教えてくれる英語であった。
といっても、本格的に英語を教えてもらっていたわけではない。 日常の会話の中で、ちょこっと単語を教えてもらっていただけである。

「りんごは、英語で『アップル』っていうのよ。」
「みかんは、『オレンジ』」
「水は、『ウォーター』」
「英語の数字は、ワン、ツー、スリー......」
「もう1回は、ワンス モア」
ようするに、「カタカナ英語」である。

教育熱心だった母は、少しでも娘のためになるだろうと思ってしてくれていたことであろう。その努力は評価したい。

また、母の名誉のためにも付け加えておくが、英語は得意科目で学年でも優秀な方だったらしく、英語クラブなぞにも所属してようだ。つまり、きちんと学校で教えてくれることを熱心に勉強し、身に着けている学生だったわけである。

それにして、あの完璧な「カタカナ発音」。
これは、母のせいではなく、当時の英語教育の責任である。

小さい子供にとって、母親の言うことは絶対だ。
私は「英語をちょっと覚えている」という満足感をもっていた。
それらの発音が「英語の音」であると、信じて疑わなかった。

おまけに、中学校、高校でも、英語の音を重視するような授業には恵まれなかったから、その固まった日本語しか聞けない耳をほぐして、英語の音を聞き取れるように矯正できたのは随分後のことであった。

★この方法の短所

カタカナ発音ばかりを聞かせられていたら、英語の音はそういうものだと思ってしまいます。

★この方法の長所

小さい頃から、英語という日本語とは違う言葉があることに気づかせることは、外国語、ひいては異文化への興味を促すという点では意味があったと思います。
実際、私は、幼い頃から「日本語とは違う言葉があること」「日本とは違う国があること」に 強烈な興味をもっていました。
小学校の低学年から、外国を舞台にした絵本、小説、海外を紹介するテレビ番組を憧れをもって見ていました。 今の私の原点は、やっぱりその辺りかなと思います。

★修正方法

お子さんに家で英語を教えてみたい方、多いと思います。
「お母さんが子供に英語で話しかける」という方法をとられる方もいらっしゃるでしょう。でも、かなり英語のレベルが高い方でないと、これを多用するのは危険ではないかと思います。

私が、お薦めしたいのは、「英語の歌のCD、CD付き絵本、ビデオ教材などをお母さんが一緒に楽しむ」というスタンスです。
これなら、英語が苦手な方でも大丈夫。
一緒に楽しんでしまうのが、ポイントです。「教えよう」なんて思っちゃいけません。
その時には、カタカナ発音でもいいから、子供の前で、英語を言ってみてください。「聞くだけじゃなくて、真似をして言ってみるのがいいのだ」というのを態度で示すわけです。

本物の英語もしっかりインプットできていれば、子供の英語がカタカナ発音になる心配はありません。

娘が生まれてから、この方法で娘に英語のインプットを始めた私。
同居の母も、時々、カタカナ発音を孫に聞かせてました。
そして、日本語がたくさん出始める頃に、娘の口から出てきたのは、ほれぼれするような英語の音。おばあちゃんの英語を聞いて、「おばあちゃんの、おかしい!」と間違いを指摘する始末。

小さなお子さんがいらっしゃるママさん。
そのうち、「ママの発音、変だよ!」と バカしてくれる日が来るのを夢見て(笑)
お子さんと英語を楽しんでみてくださいね。

2005年12月27日

英語全般3

2005年12月25日

創刊準備号

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  【英語脳を作る毎日30秒の基礎トレーニング!】創刊準備号
    

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はじめまして。
この度、メルマガ発行に挑戦することになったミホと申します。

「英語で考えろ」「日本語に訳さずに、英語のまま理解しろ」って聞きますよね。
でも、「英語のまま理解する」という感覚がどうも判らない。
そんなことはありませんか?

無理もありません。だって、学校では「英語を読んでは日本語にする」練習ばかりさせられていたし、単語を覚えるときでも、「英語、日本語」の順番にブツブツつぶやいて覚えたりしてきたんですから。

でも、英語でスムーズに会話できるようになるには、「日本語にしないで理解できる」のはとても大切なこと。

頭の中で日本語にしている、そのほんの一瞬のために反応が遅れてしまう。
   ↓
「英語がわからないヤツ」と思われてしまう。他の人に話の流れをもっていかれてしまう。
   ↓
悔しい思いをする ってことになってしまうんです。

私もそんな思い、一杯してきました。

そういう段階を経て、通訳や翻訳の仕事を請けるレベルになってから思うのは

「英語のまま理解する」=「英語を聞いて、頭の中にそのまま映像化できる」ってことです。初心者レベルからこれがスムーズにできていれば良かったのにと思います。

だから「英語を読んでイメージ化する訓練」「英語のまま理解する訓練」やってみませんか?

中学校レベルの単語や構文をスムーズにイメージ化できるぐらい、しっかりと頭に刻みこめば、がっちり基礎固めもできます。

1日たったの30秒!では、スタート!

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  ★ Flowers in the flowerbed are covered with snow.   

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Flowers
in the flower bed ---- flowerbed って何?って方は予想してみて!
are covered with snow. ---- 情景をイメージしてから、クリック
                  ↓
花壇の花が雪に覆われています

Flowers in the flowerbed are covered with snow.

イメージした通りの画像でしたか?

「えーっと。be covered with...は、~で覆われているだから...」なんて後ろから訳しにかかっちゃだめですよ。

途中で知らない単語がでてきても、そこはジグソーパズルのピースが空いている状態のままで、ぼんやり予想した状態で次にすすんでいきましょう。

画像を見てから、空いたピースを「ぱちっ」とはめ込めば大丈夫!

一気にイメージするのが難しかったら、上で分けて書いたように、前から少しずつイメージ化してみてください。

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 ★ 類似例文     

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be covered with...を使った例文を集めてみました。
同じようにイメージ化してみて下さいね。

(1) The cakes are covered with chocolate.

(2)The tables are covered with white linen.

(3)The dog is covered with mud. (mud = 泥)

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 ★ 写真について一言     

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  この写真は、娘が通う小学校の門にある花壇で撮ったものです。

12/22の8~10時、私が住む神戸では滅多にない勢いで雪が降り続き、あっという間に一面雪景色に!思わずデジカメ片手に、外に飛び出して撮ったうちの1枚です。

写真のテクニックは未熟ですが、皆さんの脳裏に英文のイメージをしっかりと焼き付けるお手伝いができるような写真を添えていきますね♪

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 ★ 編集後記

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どうでしたか?これができるようになるとリスニングが楽になるばかりかリーディングの速度も上がります。小説を読むときにも応用できます。私はハリーポッターの原作をこんな感じで読んでます。頭の中で映画を上映していく感じ。すごくわくわくしますよ。

英語の上達のヒケツは、毎日少しずつでも続けること。なんでもそうですが、習慣にしてしまうんです。繰り返しているうちに、意識せずにできるようになります。

毎日たったの30秒!

文を読む→イメージする→画像で確認の3ステップ。お試しください!

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※土・日・祝日は、配信をお休みします。

発行者 ゴマル美保  mg@eigo-eigo.com ←ご意見お待ちしています!